スカートを
日常的にはいていたのは
中学生の頃まで
高校は私服やったので
シャツとGパンというスタイル
その私が
高校の修学旅行で
スカートをはいた
好きな人に
振り向いて
もらいたかったのである
それは
実らなかったけど・・・
就職した当時は
アイテムの中に
スカートも控えていたけど
男子の先輩に
手は細いのに
脚太いなぁ
と言われたことが
トラウマになり
ロングスカート以外
履くことがなくなっていた
ここ数年は
そのロングスカートすら
アイテムになかった
パンツスーツで
かっちりとしたイメージが
自分らしさだと
思っていたところもあり
脚は太いけど
脚は長めというスタイルも
それで活きると
思っていたから
でも
そこに隠されていたのは
きっとね
女子でありながら
男子と肩を並べて
同じように働くことを
自分に課してきたことの
現れやったのかも
女子らしさ
って
要らへんもんやった
退職して
すぐに
友人にネイルをしてもらった
それが一つの転機かな
めっちゃ
テンションが上がったのだ
それ以来
その時の状況や
気分に合わせて
友人に
ネイルを
コーディネートして
もらっている
2016年5月
マカオで
平城寿さんに
プロフィール写真を
撮ってもらうことになった
その時の服に選んだのは
パンツではなく
リゾートっぽい
ロングのワンピースと
すっきりと
ビジネスでも着用できる
膝上までのワンピース
「脚が太い」
と言われた言葉は
ずっとずっと
心に残っていて
こんな私が残る写真に
脚を見せるのか?
って葛藤したけど
脚の太さは
変わらへんけど
自分の心は
明らかに変わってた
スカート履いてみても
いいかな って
それ以来
動きに制限がなければ
スカートを履くことが
多くなった
写真を撮ってもらうことを
きっかけにして
自分の内面の扉を
開けたのだ
どっかで
意地をはっていた自分
似合わへんと
思い込もうとしていた自分
肩肘張って
頑張ろうとしていた自分
女子を
どこかで否定していた自分
スカートをはくことで
手放すことにした
自分が
持てなかった自信
って
ここにもあったんやな
と